2007年9月3日月曜日

猪苗代湖ロングディスタンス 日帰りツアー

2007/09/01猪苗代湖


猪苗代湖、弾丸日帰りツアー記

[事前準備]
 9/1に猪苗代で開催されるロングディスタンスレースにエントリーしてしまった。WSFのレースなんてのは参加するのも初めてだけど、マークを何個も打つわけじゃないし、猪苗代は良いところなので、ま、いっかと。
 前の晩に一通り準備をする。板は2枚。133LのiSonicと167LのFreeFomula。なにしろ天気予報を見ている限りでは、風が吹くのかかなり不安なので、167ももって行きたい。が、ルーフに2枚重ねるとかなり厳しいことがわかった。しょうがないのでiSonicは車内に無理矢理いれてみた。セールは9.0/7.8/7.0。それ以下にはならんでしょ、きっと。
 それと、一泊するかもしれないので最小限のキャンプ道具。

[往路]
 2:30過ぎに起きて、3:00ころ出発。なぜか長男(小6)もついてきた。ルートは湾岸→東北道→磐越道という、ノーマルルート。さすがに首都高もすいているっす。ただ途中でかなり眠くなったので、都賀西方とかいうPAで小一時間仮眠。その後は那須高原SAで納豆、豚汁の朝御飯。磐越道に入る手前から、雨。雨はやだなぁ。
 08:00頃には猪苗代ICを降りていた。街中を徘徊した後、会場に向かう。猪苗代湖西側、ほぼ真ん中辺にある、崎川浜というところ。しばらくすると、S野さん一家、そしてStiffなメンバーも集まっていた。

[レース]
 レジストが10時からで、レースは12時から。風は東よりでちょぼちょぼといったところ。上で猪苗代湖西側と書きましたが、思いっきりオンショアです。横断の目標となるはずの天神浜に向かうには…かなーり上らないとダメ。きっつくない?で、だんだん風も上がってきたみたいだ。セールは9.0で決まり。板はちょっと悩んだ。長距離なので全域で吹いていることはあまりないらしい。その場合はFreeFomulaに決まってる。でもプレーニングでいけるならiSonicがいい。結局、周りの「Fomulaでしょ」という言葉に流されて167Lにした。

 本日のエントリーは73名だそうです。すごい数がいっせいにスタートになります。マークは結局、天神浜よりだいぶ西よりに設定された様子。
 12:15開始で、12:00ころ浜から出る。レースシーケンスなんざ覚えられないので他の人が出たら後からついていくつもり。スタート後方200m?くらいのところで風を抜いて待ってました。IMCOはスタート前でやはり風を抜いてうろうろ。そのうち、周りが動き出したのでそれに合わせてスタート。最初の500mくらい?は風が弱くプレーニングできない。周りも一部はプレーニングできない状態。そのうち風が上がってプレーニングしはじめる。
 もう、前のほうはかなり先まで進んでいるみたい。ポジションは前から2/3くらい?後ろにもまだいるけど、前のほうが多い。

 マークはかなり先(往復で15kmあった)なので全然見えない。周りに合わせて先を急ぐ。

・問題点1
 ハーネスの位置が良くない!?最初は問題なかったけど、沖に出るにしたがって風が上がってきた。どうも、後ろの手の力がないとセールが引き込めない。もうすこしハーネスラインは後ろにするべきだったのね。一回直そうとして、沈(情けない)。どうしようもないのでそのままで走り続ける。後ろの手がパンパン!まいった。
・問題点2
 腰が痛いよ!!普通はプレーニングしてもせいぜい1km位で方向転換しているのだが、今回は延々と一方方向にプレーニング。しかもちょっと風が強いので、だんだん腰が痛くなってきた。手でブームを引っ張ったりいろいろと態勢を変えてごまかしながらセーリング。周りもとまらずにプレーニングしているし、もう我慢大会ですよ!!つらかった。

 後ろから抜かれたのは一回くらい。あとは前方にいたIMCO艇を追い越した(やった!)。
腰は痛いわ、手はパンパンだわ早く戻りたいなぁとおもいつつ、ようやくマークを発見。到達するまでがとても遠い。やっとマークを回って、復路に入る。マーク付近も風は充分。すぐにプレーニングしていきます。
 復路では、IMCO艇を2つ抜きました。IMCOじゃないのは、はるか先にいったか、自分の後ろにいるか…距離があるので復路ではあまり変化がないのかも。
 復路も我慢大会。IMCO艇抜いたと書きましたけど、セール引き込まないと追いつかない。後ろの手がパンパン、腰もピキピキ。それでも抜きたいのでがんばるというのはつらいっすねぇ。

 2/3くらい来たあたりで、ハーネスのラインがいきなり伸びた!???おいらの使っているハーネスは、長さの調節ができるタイプですが、いつも一番短いところに固定状態になってます。が、どういうわけかいきなり固定されていたものが「ズルン!!」と伸びてきました。これには参った。ラインが長くなると、とても乗りにくい。一回速度を落して、短く固定しようとしましたが、旨くいかず…一回団子結びにしただけの状態でプレーニング継続…

 そして、ようやくゴールが見えてきた!!!これで終わるのね、もうたまらんってのが正直なところ。
 走行距離15km、時間は約38分。最高速度は37.1km/hでした。順番はよくわからないけど、後ろから1/3くらい。たぶん50番目くらいじゃないのかなぁ。

完走して思ったこと。
・道具のセッティングは大事!!
 ハーネスラインが両側とも若干前になっていて、セールを引き込むのに後ろの手がパンパンになりました。でもプレーニング中には調整できない(だってハーネスかけてるし)ので、一旦速度を落さないといけないのだけど、なかなかそれができない。周りがプレーニングしてるので、抜かれちゃうし。

・今日はiSonicが正解でした。
 結果論ですが、スタート地点が一番風が弱かった。往復15kmなので安全(風がなくなる可能性を想定して)をとるとFreeFomulaなわけですが、でかい板で、ジャスト~ちょいオーバの状態で走らせるのはつらい。足もパンパンでございます。iSonicのほうが負担も少なく速度も明らかに出せたと思います。しょうがないけどねぇ。

[レース後]
iSonicに板を換えて遊ぶ。最初の一往復はとまどったけど、すぐに慣れてきた。やはりiSonicの方が楽だし軽い。ほぼ平水面で気持ちイイ!!S野さんと交代でビデオ撮影もやりました。久しぶりに自分の動画がみれると。
天気も、曇りから晴れにかわり、磐梯山も良く見えてました。風も結局午後には少し上がって安定して東から吹いてきました。猪苗代でがっつり乗ったのは初めてですね。満足です。

[復路]
 17時過ぎに現地解散。キャンプ道具も持っていきましたが、現地は思っていた以上に気温が低く、長男はテントに難色を。で、帰宅を選択。R294で白河方面に向かう。信号もなく、流れもよく、18時ころには白河IC手前のレストランに到着。夕食をとって19時前には高速にのる。栃木方面は雨!?なんだかなぁ。
 途中、PAで30分くらい休憩して21時過ぎに帰宅。車のほうの走行距離はなんと625kmでした。いやぁ、つかれたYO.

[おまけ]
 日曜の朝になりましたが…全身が痛い!、腰でしょ、あとは足。レース中はそうでもなかったけど、足もパンパン。板を抑えるのには力が必要みたいです。腕はレース中はきつかったけど、今はたいしたことないなぁ。
 で、今回は、自分のスキルの低さと、セッティングの重要性を再確認しましたね。ブームはセールごとにそろえてきちんとハーネスラインの位置を決めないとだめだめ。猪苗代のレースはもう一回でてもいいかなぁと思いましたが、他のレースに出ることはないでしょう!